
Googleは、次期Androidの大幅なデザイン変更となる「Material 3 Expressive」を誤って公開しました。9to5Googleが発見した、現在は削除されているブログ記事によると、同社はこの変更をこれまでで「最も調査を重ねた」アップデートと呼び、インターフェースをより魅力的で使いやすくすることを目指しているとのことです。
削除されたページのアーカイブ版はWayback Machineで閲覧可能で、9to5Googleはサイトに保存されていなかった画像をいくつか公開しています。記事で説明されているように、Googleは3,000人以上の参加者による46回にわたるデザインとリサーチを経て、「Material 18,000 Expressive」を開発したと述べています。このデザインは、色、形、サイズ、動きを巧みに使い分け、製品を「使いやすく」しています。同社は今月末に開催されるGoogle I/Oカンファレンスで、独自のカンファレンスも開催する予定です。
この調査の一環として、Googleは参加者がデザインのどこに注目したか、異なる外観にどのように反応したか、そしてインターフェースをどれだけ早く理解したかを調査しました。同社はまた、「どの進捗状況インジケーターが待ち時間をより速く感じさせるか」や「他の項目を圧迫することなくクリック時間を短縮するためにボタンをどの程度大きくできるか」といった個別の要素も評価しました。
Googleによると、Material 3 Expressiveデザインにより、ユーザーは既存のMaterial 3デザインよりも4倍速くインターフェース内の主要要素を見つけることができます。また、Material 3 Expressiveは45歳以上のユーザーが若いユーザーと同じようにインターフェース要素を見つけられるように設計されているため、「あらゆる年齢層のユーザーにとって公平な環境であるように見える」と述べています。
ここ数日、GoogleがAndroidユーザーインターフェースの変更を計画しているとの報道がありました。これには、ステータスバーアイコン(バッテリーアイコンなど)の再設計、新しい時計フォント、クイック設定メニューの再設計が含まれます。他のリーク情報からも、Google Clockアプリに変更が加えられることが示唆されています。
執筆時点では、Googleはまだブログ記事を再公開しておらず、Material 3 Expressiveの正式リリース時期は不明です。 The Vergeは詳しい情報を得るためにGoogleに連絡を取ったが、すぐには返答が得られなかった。