sudo-rsプロジェクトは数年にわたって開発が進められており、sudoの代替として使用できるRustによるメモリセーフなsudo実装です。
sudo-rsプロジェクトは非営利団体Trifecta Tech Foundationによって管理されており、同財団は本日、CanonicalがUbuntu 25.10でデフォルトでsudo-rsを使用する予定であることを確認しました。
本日の発表内容は以下のとおりです。
CanonicalはUbuntu 25.10でsudo-rsをデフォルトコマンドにする予定です。これにより、エンドユーザーによる受け入れテストの時間を確保し、sudo-rsが次期長期サポート(LTS)リリースであるUbuntu 26.04 LTS(少なくとも12年間のサポートが予定されています)に組み込まれる前に、実戦テストを確実に実施できるようになります。コミュニティの皆様からsudo-rsのさらなる改善方法について学べることを楽しみにしています。一方、sudo-rsの開発者は、粗粒度のシェルエスケープ防止機能「NOEXEC」の追加、AppArmorプロファイル制御のサポート、sudoeditのサポート、そして古いバージョンのLinuxカーネルのサポートに取り組んでいます。