
AppleのサプライヤーであるJabilは、AirPodsケースの生産拡大のため、インドのタミル・ナードゥ州に第2製造工場を建設する計画だ。フロリダに本社を置くこの電子機器メーカーは、既にプネーの既存工場でプラスチック製のAirPodsケースを製造しており、ティルチラーパッリの新工場を通じてインド国内での調達拡大を目指している。
同社は最近、タミル・ナードゥ州の首相と会談したと報じられているが、新工場の建設はまだ開始されていない。Jabilは7月までに拡張計画を完了することを目指している。
今回の動きは、貿易摩擦と関税をめぐる不確実性が高まる中、中国から他国へとシフトするという、Appleの継続的なサプライチェーン多様化戦略における新たな一歩となる。現在のプロセスでは、インドで製造されたAirPodsケースは、中国とベトナムの組立工場に出荷される。
現在、AppleはiPhoneの約20%をインドで生産しており、来年末までに米国で販売されるiPhoneの大部分をインドから輸入する計画だ。 Appleの最新の決算説明会では、インドが中国とほぼ同数言及され、Appleの製造戦略における同国の重要性の高まりを浮き彫りにした。
1か月前、Foxconnはハイデラバードに4億ドルを投じた新工場でAirPodsの生産を開始した。同工場は4月に組み立てを開始し、最初の製品は輸出市場に販売される予定だ。