アップルは、利益を生むApp Storeをより多くの競合他社に即時開放するよう命じた判事の判決の重要条項を一時停止するよう、米連邦控訴裁判所に申し立てた。水曜日にサンフランシスコの第9巡回控訴裁判所に提出した書類の中で、アップルは、4月30日の判決がアップルの訴訟が係属している間に差し止められなければ、回復不能な損害を被ると述べた。
アップルは、オンラインビデオゲーム「フォートナイト」の開発元であるエピックゲームズが2020年に提起した独占禁止法訴訟における以前の判決を無視したとして、判決に異議を唱えている。
アップルは書類の中で、今回の判決により、同社は「事業運営の中核部分に対する支配権を行使」できなくなると述べた。イボンヌ・ゴンザレス・ロジャーズ連邦地裁判事は、アップルに対し、この禁止措置を回避するために行ったとされる一部の行為を停止するよう命じた。 Appleの訴えは2つの条項に焦点を当てており、その1つは、顧客がApp Store以外でアプリの購入を完了した場合に、裁判所がアプリ開発者に新たに27%の手数料を課すことを阻止する条項だ。