
BYDエネルギーストレージは昨日、チリのアタカマオアシスプロジェクトの第6期に3.5GWhのエネルギー貯蔵システムを追加供給するために、世界的な再生可能エネルギー大手のGrenergyと戦略的提携を結んだと発表した。この協力により、両社のプロジェクト累計受注量は6.5GWhとなり、ラテンアメリカのエネルギー貯蔵業界における単一ユニット供給の新記録を樹立し、世界最大級の電気化学エネルギー貯蔵プロジェクトの一つであるアタカマオアシスプロジェクトに新たな勢いを吹き込むこととなった。
今回締結したエネルギー貯蔵設備は、アタカマ・オアシス・プロジェクトのエレナ太陽光発電・エネルギー貯蔵発電所で使用される予定です。この発電所は、太陽光発電容量446MW、エネルギー貯蔵容量3.5GWhの設備容量を持つ予定で、総規模11GWhのスーパーエネルギーハブの重要な拠点となる。 BYDは、革新的なCTS(セルツーシステム)スーパーインテグレーション技術を備えた624台のMC Cube-Tエネルギー貯蔵システムをこのプロジェクトに提供しました。ブレードバッテリー直接接続システム設計により、スペース利用率は98%上昇し、Vcts指数は33%を超え、輸送、設置、拡張の効率が大幅に最適化されました。このシステムは、チリ北部の過酷な「砂漠」環境に対応するため、モジュラーキャビンアーキテクチャ、クラスターレベルの安全保護、リーン温度制御管理も導入し、強風と広い温度範囲での安定した動作を確保しています。
注目すべきは、両者の協力は2025年1月に始まり、BYDがプロジェクトの最初の3フェーズに3GWhのバッテリーエネルギー貯蔵システムを供給したことだ。協力が深まるにつれ、アタカマ・オアシス・プロジェクトは最終的に太陽光発電所、エネルギー貯蔵施設、送電網を網羅する総合エネルギー基盤へと構築され、再生可能エネルギーへの世界的な移行における画期的な出来事となるでしょう。 GrenergyのCEOであるDavid Ruiz de Andrés氏はかつて、BYDを選んだ決め手は同社の技術革新力と大規模な納入の優位性にあると認めた。