
5月8日、小米集団(Xiaomi Group)の会長兼CEOである雷軍(Lei Jun)氏は、Weiboにおいて、量産版Xiaomi SU7 Ultraがニュルブルクリンク北コースへの挑戦を正式に開始したと発表しました。この車両は、Xiaomiのドライバーである阿燕(Acan)氏が運転します。オプションのレーシングパッケージと80kgのフルロールケージを装備したサーキット専用バージョンで、今年3月から中国で路上テストを実施している量産モデルと同一のものです。
今回の挑戦に向けて量産されたSU7 Ultraは、プロトタイプ車のコア構成を継承し、3モーターシステム(デュアルV8 + シングルV6モーター)を搭載し、最高出力1548馬力、0-100km/h加速はわずか1.98秒です。注目すべきは、この車がXiaomiが2月27日の記者会見で発表したSU7 Ultra Nürburgring Limited Editionのベーシックモデルそのものであることです。81万4900元の価格には、専用のサーキットチューニングキットが含まれています。
Xiaomiコミュニティが公開した準備記録によると、エンジニアリングチームは3月からニュルブルクリンク北コースで複数回のデータ収集を行い、空力キットとバッテリー熱管理システムの最適化に重点を置いてきました。以前、この車のプロトタイプ版は、ニュルブルクリンクで6分46秒874という4ドア市販車のラップレコードを更新しました。
ニュルブルクリンク北コースは、全長20.8キロメートル、170のカーブを有し、世界的に「緑の地獄」として知られています。97年間、トップ自動車メーカーが性能を検証するための究極のテスト場となっています。ニュルブルクリンク北コース公式ウェブサイトのライブ中継ページでは、チャレンジモデルのリアルタイムのダイナミクスを追跡できます。Xiaomi Autoアプリも同時にライブドライバー視点機能をリリースしました(バージョンv5.8.2へのアップグレードが必要です)。
公開された物流情報によると、量産型のSU7 Ultra車両10台が中国欧州高速鉄道を経由してドイツに到着しました。このモデルの年間生産台数は1万台に設定されており、ニュルブルクリンクでの性能認証取得後、限定モデルが出荷される予定です。最新情報にご興味のある方は、Xiaomi Autoの公式WeChatアカウントを購読するか、Yiche.comにアクセスして特別レポートページをご覧ください。